宮川晴妃会長あいさつ(Web協会通信 No1) 

「爪切り屋」メディカルフットケアJF協会会長 宮川晴妃会長あいさつ

会員の皆様におきましてはお変わりなくお元気でしょうか。

今年もすでに半年が過ぎました。当協会も定期総会を令和2年5月9日に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の自粛要請があり延期となりました。そのためやむをえず書面表決を行い総会議案事項の承認をいただきました。お忙しい中ご協力頂き誠にありがとうございました。

理事任期満了の為 浅見ひろみ理事、並木泰江理事が退任いたしました。今年度は4名の新理事が就任いたしました。引き続き前理事の方も前年度同様宜しくお願い致します。

さて今年度の活動計画のテーマは「フットケアワーカーに必要な知識と技術を学び直そう」です。お役に立てるように私も学び、頑張りますのでよろしくお願いします。

 宇宙の神々の怒りでしょうか、世界中で大きな災害にみまわれ人々は悲しみ苦しみの淵にたたされています。震災や集中豪雨のような自然災害と新型コロナウイルス感染症を比較してはいけませんが、両者共、いつも通りの活動が突然できなくなるという点では共通しているのではないかと思います。

新型コロナウイルス感染症に高齢者が感染すると重篤化しやすい事があきらかになっており、多くの高齢者は外出自粛を余儀なくされています。その一方で自粛による閉じこもり、転倒・骨折リスクの増加、認知機能の低下などが間接的な健康被害として考えられているようです。私たちの生活も変わりつつあります。仕事も開店休業となり、経済的にも大変な時を迎えています。今は耐えるときなのかもしれません。そんな今、フットケアワーカーの力を発揮するときだと思っています。

「爪が伸びすぎて巻爪になって痛くて動けない、今まで歩くことが出来たたのに靴を履くのが辛い、このまま歩けなくなったらどうなるのか」など不安な気持ちで過ごしている困っている人々の声を多く聞きます。歩行時に接地する大切な足です。人が自分らしく生きるために、最後まで自分の足で歩くこと、体を支えバランスをとる足爪を守るのは 私たちフットケアワーカーの仕事です。当協会の目的「人が本来 健康で基本的な歩行ができるケアを行う」ことを忘れずに、毎日検温、うがい、手洗いの励行と三蜜を避ける感染拡大防止対策に努めて自分も周囲も守り、今を乗り切っていきましょう。

一日も早く新型コロナウイルス感染症の収束することを祈ります。